コウノトリブックス「親子で育む絵本の時間 vol.2」を、渋谷東しぜんの国こども園/BUTTERにて開催致しました。2回目となる今回は、ゲストに女優の奥山佳恵さんをお迎えして、和やかな時間を過ごすことができました。
3冊の絵本をお読み頂いたうち、私が一番お読み頂きたかった「いっすんぼうし」(いしいももこ・ぶん あきのふく・え 福音館書店・刊)については、いよいよ子ども達の集中力も尽きそうな頃でしたが、鬼の登場でぐぐぐと皆が前のめりになり、一緒に元気な掛け声をかけ、鬼退治できたことが、とても印象的でした。
その際にお話した通り、子どもは絵本に「おに」や「やまんば」などが登場すると、グッと息を呑み、体をこわばらせますが、それでも読み終えてしばらくすると、「これ読んでー。」と再び絵本を手にやってきます。まるで絵本を通じて、自分の内側に生まれる「こわい」という感情の手触りや大きさを、何度も何度も確かめているように私は感じるのです。それと当時に、そばに誰かがいてくれるという安心感も、子どもは得ているのではないでしょうか。
言葉ではなかなか表現しづらい感情さえも、絵本を読んでいるうちに親子でやり取りしているのではないかな、ということを、この日皆さんとお話しできてよかったです。