7.23.2012

7 月




たぶん大きい感情ほど、時差を越えて押し寄せてくる。
大きければ大きいほど。

京都のFOILは、ぱかーんと窓から景色が見開いていて
そこで観る伴美里さんの作品は、一層鮮明に心に届いた。

美里ちゃんの絵は確かに留まっているのだけれど、
結ぶ ほどける。 育つ 枯れる。 見える 消える。
・・・そういった相反する蠢きのようなものが、
入れ替わり立ち替わり目の前を行き来するような。

その白く発光する作品群の中に、7月のみつあみを見つけた時の喜び!
内緒にして仕舞っておきたかったのだけど、
やっぱり嬉しくって、心から口からとこぼれてしまう。

前田ひさえさんの「七月は金色」も、
大阪で観ることができて、本当によかった。
これはもう展示タイトルから心を奪われていた。
実際に作品に向かい合ったら、ぴたぴたと心にくっついて離れないほど
1枚1枚の絵から放たれるものが、自分の中に飛び込んできた。

2人とも東京に来て出会った、大好きなたいせつな友人でもあり。
彼女たちの作品を大阪・京都と自分に由縁のある場所で見ることができて、
何とも言えない喜びがじんわり心の底を浸している。

でもまだきっと、大きな感情の中にいて
自分で自分の心が掴みきれていないのだけれど。
京都をぷらぷらと歩きながら目に映る景色も、
暮らしていた頃とはまたちがって、新たな思い出になっていく。