12.30.2014

ChomoChomo / Baby Booties for OUTBOUND

photo / Kasane Nogawa


活動をお手伝いしている、画家・伴美里さんの編みものアートワーク
ChomoChomoに小さくかわいらしいベビーブーティが新たに加わりました。
ChomoChomo Baby Booties for OUTBOUND Kichijoji

吉祥寺OUTBOUNDのみでの限定販売となります。
新しい年、吉祥寺へお出かけの際は是非お手に取ってご覧ください。

4月にUTRECHTを退職して以来、お仕事らしいお仕事はなかったものの
ChomoChomoの、というより美里さんのじっくり試行錯誤を重ねていく作業と、
OUTBOUND小林さんから丁寧なアドバイスを頂く、一連のやりとりのサポートは
私にとっても、たいへん達成感のあるものでした。

その他の熱量はすべて個人的なニッティングに発散された模様。
自分でも止められない編みもの欲、いつまで続くのでしょうか。

10.19.2014

sleeping in the baby bed



2014.10.24から、21_21 DESIGN SIGHTにて開催される
企画展「活動のデザイン展」にkvinaが出展されます。

展示タイトルの通り、形式にとらわれず、さまざまな発想に基づいた活動そのものの
着眼点とその過程に焦点をあてた展示となるようで、おもしろそう。

kvinaの場合は、イギリスのソーシャルプロジェクトfixpertsの手法に則って
enamel.さんの協力を得ながら、「魔法のピクニック」を実現するというアイディアを
プレゼンテーションするそうです。
その過程をおさめた映像に、夫とふたりte to hi として音楽を添えました。

機会がございましたら、是非ご覧ください。
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21_21 DESIGN SIGHT企画展「活動のデザイン展
2014.10.24.fri. - 2015.2.1.sun.
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*
写真は、無事に組み上がったベビーベットに
さっそく寝そべるギター...。
我々なりに赤ちゃんを迎える準備をしています。

9.23.2014

ChomoChomo - Amizu -

わたしが伴美里さんのお手伝いしているChomoChomoの展示のお知らせです。


ChomoChomo 
- A m i z u -
knitting patterns and drawings
2014.10.20.(Mon.) - 10.25.(Sat.)



ChomoChomoとは、友人である画家の伴美里さんが、編みものを通じて
母と子の身近なやりとりを表現するアートプロジェクト。
この度、森岡書店では、そこに言葉がなくとも、たとえ時間を超えてもなお、
"伝わる"という機能を併せ持つ編み図をモチーフにしたドローイングを展示するほか、
上質な自然素材の糸を活かした小さなハンドニットを展示、販売いたします。

ChomoChomoの定番であるオーガニックコットンで編まれたベビーシリーズに加え、
この冬の寒さに備えたニット帽も並びます。
丁寧な手編みの風合いを是非ご覧下さい。





ChomoChomo[チョモチョモ ]とは:
「chomo(チョモ)」とはチベット語で「母なる神・女神」の意。そして私の母が小さくて丸いものを表すときの、独自の副詞でもあります。ニットが得意な母に頼んで作ってもらった喜びを広げようと生まれた「ChomoChomo」は、手編みニット製品(baby、home products)の受注販売を小さく行います。昔ながらの自然の優しさを感じられる豊かな素材と、あなたも母に頼んで作ってもらえるという身近なやり取りです。 [ This text and all drawings by misato ban ]

3.29.2014

も う す ぐ





もうすぐ終わりを迎えるユトレヒトで働く日。

かつて京都で思いを馳せ、手の届かなかった東京の世界に
今やすっかり当たり前のように腰をおろしている不思議は
9年経ても未だ拭えませんけれど。

日の当たらないところに、たゆまぬ努力や心からの献身があって、
現代社会からすると、なんと不器用な。と映ることもたくさんありますが、
どれだけビジネス書などを読み尽くしても会得できない
ユトレヒトならではの仕事のしかたを学んだように思います。

何をしているかよくわからないけれど、"何か"してる。
それで個として存在できることこそ、目指すところなのかもしれません。

あんまりにわたしの仕事のかたちがあいまいで、これまでの蓄積も
もしかしてあぶくのように消えてしまうかもしれませんが、
ユトレヒトを通じて出会ったたくさんの人達とのつながり、
つながるべくしてつながったものは
これから正に本当のものになっていくことと信じています。

3.11.2014

今 日



編みものに没頭する時間が増えることと比例して
家でピアノを弾く時間がめっきり減ってしまいました。
どうやらどちらも似たような作用が働くよう。

考えてみると、編みものをしながらたまたまTVで放送されている
外国の古い映画やドラマ(ミス・マープルなどが流れているとうれしい。)を
流し見しつつ、そこにはコーヒーの匂いがして、ちょっとおやつを齧って・・・
という一連のことは、すべてわたしが幼い頃に母の傍らで過ごしていた時間そのもの。
当時の母くらい大人になった今、自らそれそのままに再現しているのです。

東京に引っ越してからも、自分の部屋にピアノがあることで
安心感を得られたのは、やはり幼い頃への郷愁の中に
ひとり身を置くことができたからかもしれません。

ピアノも編みものも、教本に倣って1音ずつ(1目ずつ)
かたちにしていく時間を地道に重ねていけば
いつしか1曲(1枚)の作品が出来上がり、そこには
何となく自分らしい味わいみたいなものが乗っかっているという
行程そのものが似ているところも、きっと気性に合っているのだと
思われますが、編みものをする行為を介して
わたしは過去への憧憬にとっぷりと浸ることで、
心の安寧を得ているのだ、ということに、つい先日はっと気づきました。

得てして現在編みものをしている時間も
いずれ自分にとって手放しがたい、過去の時間となるのです。

思い出されたのは随分前に手に入れた、葉っぱの坑夫さんから出版されている
「Strings; 糸ごよみ 1800年代、2人のヤカマ・インディアン女性の記録」。
(さらに原書はこちら。"Strings: The Lives of Two Yakama Women in the 1800s" )
これは1800年代のヤカマ・インディアンの女性たちが、自分達の日ごろの思い出を
結んだひもに託して、各々の暦を作ったという記録の書。
娘が生まれた時に新しく結びはじめ、結婚するときに
母から娘へひもを渡すという説もあります。

あの時のあの子の仕草、読んでいた本のこと、ちょっとしたことですが
編んでいる途中に起きた出来事が、自分で編んだ1枚にも
見えない痕跡を残しているようにも思います。
長い長い糸を編んでいくことで、とめどなく流れる時間を、現在を、
ちょっとでも記憶に留めておきたいのかもしれません。

でも今日はちょっとピアノも弾いてみようかな、と思います。
なんとなく。


*
写真のセーター。
よぉく見るまでもなく大胆に模様を編み間違ってますが、これも思い出。

2.06.2014

silent film



先日はじめてサイレント映画を劇場で鑑賞しました。
それも即興演奏を合わせて上映するという形式のもの。
フィンランドのアキ・カウリスマキ監督による「白い花びら」に
音楽を合わせたのはノルウェイからやってきたHuntsvilleの3人。
ギター、ベース、パーカッションによる編成。

サイレント映画の中での台詞は、時折字幕が表示される程度。
少しおおげさな身振り手振りを記号的に捉えながら
話の筋は、自らの想像力に大きく委ねられます。
初めての経験でしたが、これは大変にわたし好みのことだと気がつきました。
本を読む時も、仔細にわたる説明的な文章より、
そこから飛躍して自分で想像できる余地が残されている方が、
読みやすいと感じるのと同じ感覚です。

Huntsvilleの演奏は、音楽が映像の背景にまわるのではなく、
映像と音楽の立ち位置が、同等くらいのところにありました。
最初、その配置が少し意外に感じたのも束の間、
冒頭の穏やかな農村の描写も、その平穏さが、
後に迫ってくる不穏な流れをかえって助長するように、
どくどくどくどくと鼓動を打つような音楽が、映像に追い打ちをかけ、
絶え間なく差し迫ってきます。

息つく暇なく展開するストーリーも半ば、
若さもずいぶん失った女性が、いわくつきのバーで
バンドネオンに合わせ、ひとり歌うシーン。
ここでHuntsvilleの演奏がぴたりと止みます。
そうすると実際に会場では音は何ひとつ鳴っていないにも関わらず、
脳内には聞いたこともない女性の歌声が、明らかに流れてきたのです。
歌うシーンが過ぎると再び始まった彼らの演奏。
ここはとても印象的なシーンでした。

上映後、幸いにも演奏していたご本人達とお話できる機会を得て、
途中の無音のところについてお話しましたら、
あの女性の歌う歌は実在するので、あえて演奏をせず、
そこだけ音楽の有無を反転させたのだそう。
観る側聴く側も含めて初めて完成される演奏を、体感しました。

お話の顛末はさておき、どんどん都会の色に染まり、
誘惑の道へと人生を踏み外して行く登場人物のうら若きJuhaは、
最初の垢抜けないワンピースにエプロン、作業着のコートや
くるぶし丈の靴下にゴム底シューズのほうが、
よっぽどかわいらしくおしゃれで、その変貌ぶりに一番やきもきしました。

ちなみにわたしの最近いちばんお気に入りの買い物は
ベランダ用の作業用サンダル。
見るからに傾きかけた履物屋さんで見つけた、たしか¥680。日本製。
ぐりぐりした緑色と迷いましたが、ベランダのペンキの色も
グリーンだったことを思い出し、青色を選びました。

こんなのがいいの?という声もあるかもしれませんが
こんなのがいいんです。


1.24.2014

FEB-MAR 2014 LIVE



譜面台に置いているのは楽譜ではなく、編み図です。
かわらず編み進めています。
算数が得意の方は、頭の中でちゃっちゃと計算して
模様を編むことができるそうですが、
全くもって数字が苦手なわたしは
譜面を見ながら1音1音確かめて音を鳴らすように、
ゆっくり気長に編んでいます。

さてtokyo blue weepsとして、久しぶりにライブのお知らせです。
2月に再び岡山にて演奏できることとなりました。
これまでライブに足を運んだり、音源を聞いていた
WATER WATER CAMELさんをはじめ、岡山ならではの
味わい深い面々とご一緒できるそうで、とても楽しみです。

それから3月には都内で、大好きなatelier Aの仲間達と一緒に
大きなステージに立つことができそうです。
atelier Aのメンバーは、皆ステージ上に惹き付ける力がすごく大きくて
満ち満ちたものがあります。

いずれも詳細はこちら

是非会いに来てください。



1.09.2014

2 0 1 4 . 0 1



いわゆるその年の目標というよりも、自分の中に常々掲げる
いくつかの方針のうち、今年はどれに焦点を当てるかという点で、
ぼんやり浮かぶふたつほど。

心の中に据えられた鉱石のような透明のかたまりが
なるべく澄んでいるよう、きゅっきゅと磨くような気持ちで
毎日を過ごしたいと思っています。

いかにも神秘的な響きに聞こえるけれども、
棚や観葉植物の葉を水拭きしている時に、そんなようなことが
ふと頭の中に浮かぶので、どうやら考えと実際の行動は
わりと単純に結びついているよう。

また少しちがうところでは、
餃子を作るときは、皮も粉から練り打ち伸ばす、
それくらい料理の時間に余裕があるとよいな、だとか。

具体的のようでいて、ざっくりした展望です。
今年も幸多き一年でありますように。