10.27.2013

un carnet de bal






久しぶりに古い映画を観ました。
窓の外には近づく台風。

1937年に封切られたフランス映画「舞踏会の手帖」。
オムニバス(もとは乗り合い馬車の意だそう。)の先駆けらしく、
小気味良く切り替わる舞台設定、登場人物。
やはり主人公がまとう滑らかなラインの衣装の数々に、目を惹かれました。
雪山でのスキーのシーンも、乗馬をするようなかっちりした格好に興味津々。

この映画が封切られた頃、すでに20歳を過ぎていたわたしの祖父。
今や出演する人々も、おそらくほぼ皆この世にはおらず。
映画の中では30を過ぎ未亡人となった主人公クリスティーヌが
16歳の時に胸膨らませた初めての舞踏会を懐かしんでいたりするけれど、
その思いの先の過去は、また更に輪をかけて過去になっていて。

こうして時間がループしたままフィルムに焼きつけられて後世に残り、
ある夜、どこかの国で誰かに見られているという不思議。
映画のストーリーから付かず離れず、
いえ、もう本筋からはすっかり離れているかもしれませんが、
そんなことに思い巡らせています。

last saturday my grandpa passed away at the age of 100.
i couldn't crack his white leg bone as it was so strong at his funeral.
looks like he's still living...




10.22.2013

6 days in portland



minamoのツアーに合流するかたちで約1週間portlandに滞在しました。
3人家族のMarcusのお家にはかわいい4歳のGemma。
伝えたい気持ちに言葉が追いついてなくって、かわいかったなぁ。
手をつないで散歩したこと、木の葉をちぎってくれたこと、
ピンクのスカートを褒めてくれたこと・・・日本に帰ってからも思い出してます。

minamoがSeattleでライブのため、1日不在の際には
RyanがColumbia River Gorgeに連れていってくれました。
前日、Dannerのfactory shopでちょっとおしゃれのつもりで
買ってもらったブーツが、思わぬトレッキングに大活躍。
落葉がまじるやわらかな土を踏みしめる感触や、
倒木に腰掛けて食べたサンドウィッチ。
朝食に出してもらったQuinoaに甘く煮たいちごを載せたの、
作り方を聞いておけばよかったな。

DowntownにあるPublication Studioでは、お店の女の子2人にしゃべりかけたら
親切にも、original guide book をその場でプリントして、
ささっと製本して手渡してくれました。
レストラン、ショップ、おすすめの公園リストほか、Mike Millsなどによる
8篇の短篇も挿入された、なんとも気の利いた1冊。
さっそくそれを手におすすめのコーヒーショップCourier Coffeeへ。
ちょっとした、でもportlandならではの時間を過ごすことができました。

Marcusのお家の近くAlberta streetではminamoが教会でライブをするまでの時間
楽器やさんで、譜面台やふしぎな楽器(工具?)をみたりして
秋色に染まる通りをそぞろ歩きながら、皆でブリトーをもりもり食べたり。

東京でにわかブームのportlandですが、実際に土地に降り立ち
日常を過ごしてみると、思っていたよりずっと自然に、ちょっと雑なくらいに
いわゆる健康で過ごしよい毎日を、自分のペースで各々過ごしていました。
そもそも光の色がまったく違うので、見える景色も全然違うのです。
どれだけ近づこうとしても、決してその距離は縮まらないなぁと実感。

帰国翌日は夫とふたり、portlandが恋しくて、悲しいとも言えぬ
なんとも切ない気持ちを抱えながらお家で片付け。
かわりに他の国から東京へお友達を迎えるときは
どうしたものかなぁ、と考えるきっかけにも。
何より、まだまだわたしの世界がひろがりゆくことに感謝。


i know i never be able to describe the peace of little water falls.